わたしは、かねてレリーフというものを自分の手で彫ってみたかった。昔の人々は
、洋の東西を問わずレリーフに情熱を傾けている。日本では、主に柱や部屋の仕切り
の欄間や、果ては、家の外壁などにさまざまなレリーフが残されている。

わたしの住んでいる栃木県には、世界の文化遺産である日光東照宮がある。

ここはどこもかしこもレリーフだらけである。動物あり、植物あり、人間あり,自然
ありとこの世の全てをレリーフにしている。生活の全てに尽きぬ興味を持って飽くこ
となく彫っているのだ。それは見事なものだ。情熱のすごさを思い知らせてくれる。

 わたしもレリーフを彫りたい!

そんなわたしにようやく機会が訪れた。生涯学習の一環として実施されているシルバ
ー大学で、日光彫を教えてくれるのだ。とるものもとりあえず喜んで入学?した。
日光彫の本場、今市から本物の職人が講師として教えてくれる。初めて持つ日光彫
の彫刻刀。なんと10本セットなのだ。その一つ一つに専門の使い方があり、感動
の連続の2年間だった。教えられることの一つひとつが体に染み込んでいく感じ。

その間に仕上げた作品は、素人なのに6つもある!うれしかった。誇らしかった。
念願のレリーフをこの手で彫り上げられたのだから。何回か彫刻刀を研いだり、
ズボンのひざを抜いてしまったり、幸い刀で怪我をしなかったのは、真剣さの証左。

おまけがある。なんと同好の士がたくさんいたのだ。あたりまあえのことだが・・・・

つまり、趣味を同じくした仲間が出来たのである。しかも年齢も同じくらいの・・・
これも嬉しいことだった。学校を卒業後も週に1回は集まって、日光彫を彫ったたり、
お喋りに花を咲かせたり、時には旅行に出かけたりと楽しみが続いていることだ。

では、日光彫の作品を見てください。

日光彫り作品集 : 平成12年からの作品集
仲間たちの作品集 : 展示会の作品の一部 2003.10.13
指導者たちの作品 : 木彫りの里の展示作品 2003.10.21
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