04日光:史跡探勝

 暑さも一段落した10月初旬、日光へドライブし、普段歩かない道を散
策した。
 世界文化遺産:日光。東照宮、二荒山神社、輪王寺。と、日光といえば
有名な建物群を思い浮かべる。国内や世界からの観光客が主に観光して回
るところだ。しかし、今回は、観光客が余り見て回らないところを歩いて
みた。
 日光の史跡探勝というわけである。写真があまりよくないが一応は楽し
めると思います。日光にはこんなところもあるのでお出での際は参考にし
てください。


             撮影日時 : 2004・10・2



本 宮 神 社
急な石段を息を切らせて登っていく。
探勝路をたどってはじめに出てくるのがこの社である。
朱塗りの社殿は比較的こじんまりと建っていた。
あの派手な日光の建物群の一部とはとても思えない。



四本龍寺観音堂


 始めに日光の地に足を踏み入れた勝道上人が庵を結んで四本龍寺を建てた。
その後千手観音が祭られたりして現在に至っているらしい。




小 玉 堂


 弘法大師が滝尾で修行中に池の中から大小二つの玉が浮かび出てきたという。
小さい方の玉を虚空像菩薩を本尊として堂を建てて祀ったのがこの堂だという。
大きいほうは、中善寺に祀ったがその後火災等で焼失したらしい。




五 重 塔



絢爛豪華な五重塔は、緑濃い杉木立の中にしんとして建っている。
年に1回、ライトアップされて荘厳な姿を見せてくれる。




東照公遺訓



家康が残したという有名な遺訓がお土産屋の赤い壁に掛けてあった。
よく味わってみるのも必要なことかもしれない。




陰 陽 石



お産に関係する女性を表す、陰の石と男性を表す陽の石の二つ。
観音堂を訪れた人は、ここでも安産を祈願したという。




滝尾道の碑



 ここから滝尾神社へ向かう道だという道しるべ。
石に刻まれた道しるべを見ると昔の旅人の姿を思い浮かべてしまうから不思議。




滝 尾 道



そして、これがその滝尾道。昔の道はみなそうだが、ここも石畳になっている。
これに似た石畳の山道をつい最近歩いた。同じ世界遺産の熊野の祈りの道。
あれも確かこんな感じの山の細い石畳の道だった。ここでは、両脇を太い杉の
樹が守ってくれている。




北 野 神 社



 学問の神、菅原道真を祭っている。鳥居や祠の奥の巨岩に天神様の紋、梅鉢紋が
見られる。




白 糸 の 滝



ここまでくれば折り返し点の滝尾神社も目の前である。清らかな滝が迎えてくれた。




滝 尾 神 社 大 門




山門の向こうに長い石段が見えている。この石段を登ったところに滝を神社が祭ら
れている。
この石段は、一気に上ろうとしないほうがいい。息が切れてしまう。




運試しの鳥居



石段を登った先にある鳥居。よく見ると上の二本の横木の間に丸い穴の開いた石
がつけてある。3個の小石を足元から拾って穴を通った数で運を試したといわれ
ている。五個もためしてみたがだめだった。




滝 尾 神 社



日光二荒山神社の開宮。日光三社の一つとされているそうだ。




無 念 橋



 三本杉を通してご神体の女峰山を拝むために自身の身を清め俗界と縁を切る
ための橋だった。いつからか、自分の年の数と同じ歩数で渡ると女峰山頂と奥
宮を健脚で登ったことになり、願いがかなえられるようになるといわれるよう
になった。しかし、橋の長さは1mもない。




三 本 杉



 弘法大師が修行していた頃、田心姫尊がたち現れた場所といわれている。
現在の杉は2代目。倒れた親木はそのままにしておく慣わしで、今でも、下
の樹がそのまま横たわっている。
この三本杉の間を通してご神体の女峰山を拝むのが慣わし。




酒 の 泉



本宮の清水、薬師の霊水とともに日光三霊水の一つ。弘法大師がこの水を汲
んで神にささげたといわれる。
この水には酒の味があるといわれ、持ち帰って酒作りの元水として使うとよ
い酒ができるといわれている。




子 種 石 の 碑



子種石の前に置かれた碑。この碑にも安産を願った人たちの印の小石が沢山
積まれていた。




子 種 石



この石に安産を願って祈ったようだ。




大 文 字 草



 子種石に何か白いものが沢山付いているので近づいてよく見ると、何と大文字
草の花が満開だった。両手を広げて、見る人を迎えているように見えた。




大小便きんぜいの碑



 昔から行儀の悪い人たちがいたようで、滝尾神社の神域に入るので、ここ
から先は、大小便をしてはいけない。と戒めている。今ならさしずめ、禁煙
というところか?




行 者 堂



 本尊は修行者の祖、役行者。役の行者は峰峰を駆け回って修行したので、
足が丈夫になるとの信仰があった。
 女峰山への登山口でもあったので、峰修行の行者のお堂でもあった。




行 者 堂 へ の 道



 女峰山への登山道の入り口だけあって登りの急な坂の上に行者道は立って
いる。ここでも道の脇に立つ杉はどれも見事である。鹿の食外から杉苗を守
るネットが景色を壊しているのが残念。




縁 結 び の ご 神 木



 輪王寺の脇に立っているのが縁結びの杉。杉に楢の宿木が育っている。「す
ぎなら一緒」→「すきなら一緒」というわけで縁結びのご神木とされる。




輪 王 寺 金 堂



 史跡探勝の道をたどり終わったところに輪王寺がある。最後に約2時間余
の日光山の散策の無事を感謝してお祈りをささげて帰った。
この歳になっては、登りの道筋の石畳がかなりきつかった。


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